こんにちは。
AWASAKAです。
寒い4月のスタートでしたが、だいぶ暖かくなりましたね。
内覧会での皆様のご意見を参考に
新商品開発に取り組んでいます。
次の展示で、新しい器を皆様に見ていただけたら嬉しいです。
さてさて、今日は美濃焼という焼き物についてのお話。
美濃焼というと皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
よく言われますのが、
美濃焼は日本一の生産量だよ、ということです。
そう、美濃焼は陶磁器の日本シェアがナンバー1です。
約6割を占めています。
この6割という数字なんですが、
実はこれ、生産している重さなんですね。
重さで計算すると陶磁器のシェア6割なんです。
では、金額にするとどうなんでしょうか?
金額だと約4割を占めます。
もちろんナンバー1なんですが、
重量で見たときよりもシェア率は低くなります。
ということはどういうことかと言いますと・・・
安いということなんですね。
世の中には、食器といってもいろんなものがあります。
使う場面もいろいろです。
毎日の生活で使う器と、特別な日に使う器も違いますよね。
毎日使う器に1万円もする大きなお皿を選ぶ人は・・・
少数派だと思います。
上で書いた通り、美濃焼は他の産地に比べて安いですから
普段使い、毎日使う器、として向いているんですね。
ある陶磁器メーカーの社長さんから、こんなお話を伺ったことがあります。
「確かに、美濃焼は安い、安もんの器かもしれん。
でも、毎日使える器で安くて、
しかもこれだけの高い質をずっと保ち続けていられるのは、
日本だけじゃなく世界から見ても、たぶん美濃焼だけだろうな。
安もんかもしれんが、そういう意味では世界一と言っていいかもしれん。」
高度経済成長期、一気に大量生産への道を歩み始めた美濃焼。
独特の技術開発や生産量に支えられて、
みなさんの食卓に毎日使う食器が、岐阜県美濃地方から届けられています。
食卓を囲んで楽しいひと時を過ごしていただけるように。
また新しい器を考えていこうと思っております。